歯が痛い! 痛みの種類と原因は?

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歯が痛い! 痛みの種類と原因は?

2025年11月18日

歯が痛い!

痛みの種類と原因は?

 

──痛みの正体を知れば、適切な対処ができる

「急に歯がズキッとした…」
「冷たいものがしみるのはむし歯?」
「噛むと痛いのは一体何?」

ひと口に“歯が痛い”といっても、


痛みの種類によって原因はまったく異なります。
そして、原因が違えば治療方法も緊急度も大きく変わってきます。

この記事では、
歯の痛みの種類ごとに「どこで」「何が」起きているのか
歯科医師目線でわかりやすく解説します。


■ 歯の痛みは大きく“5種類”に分けられる

 

 

歯の痛みには、主に次の5つのタイプがあります。

  1. 冷たいものがしみる痛み

  2. 温かいものでズキンとする痛み

  3. 噛んだときに痛む

  4. 何もしなくてもズキズキする痛み

  5. 歯ぐき周りが腫れて痛い

順番に、原因と治療の必要性を解説していきます。


■ ① 冷たいものがしみる痛み

 

考えられる原因

 

主に以下のいずれかです。

  • 知覚過敏

  • 初期むし歯

  • 歯ぐきが下がって根が露出している

  • 噛み合わせの過負担

キーンと短くしみる痛みが特徴で、
多くの場合は神経が炎症しているわけではありません。

なぜ起こるのか?

 

歯の表面には“エナメル質”という硬い膜がありますが、
磨きすぎや酸の多い飲食、歯ぎしりなどで薄くなると
内部の象牙質が刺激を感じやすくなります。

対応方法

 

  • 知覚過敏用の歯磨き粉

  • フッ素やコーティング剤の塗布

  • 噛み合わせの調整

  • 歯ぐきの退縮が原因なら治療や生活習慣の改善

※しみる期間が長引く場合はむし歯の可能性もあるため、早めの受診を。


■ ② 温かいものでズキンとする痛み

 

重度むし歯(神経の炎症)のサイン

 

冷たいものより
温かいものの方が痛む=神経が強く炎症している証拠。

これは自然には治らず、
放置すると激痛に変わるため早急な受診が必要です。

主な原因

 

  • C3レベルのむし歯(歯髄炎)

  • 歯の奥の感染

  • 以前の治療部分の再感染

対応方法

 

  • 根管治療(神経の治療)

  • 重度ならクラウン(被せ物)

 

痛み止めでごまかすと悪化しやすいので注意。


■ ③ 噛んだときに痛む

 

 

原因は大きく2系統

▶ むし歯由来

  • むし歯が歯の内側まで進み

  • 噛むと“響くように痛い”

 

▶ 歯周病由来

  • 歯の周りの骨が炎症

  • 噛む力に耐えられず「ズン」と痛む

 

▶ 亀裂歯(ひび割れ)

  • 特に奥歯に多い

  • 噛んだときだけ鋭く痛むのが特徴

 

応急処置は効かない

原因によって治療はまったく異なるため、
噛むと痛む場合は必ず歯科で精査が必要です。


■ ④ 何もしなくてもズキズキ痛む

 

 

危険度:高

神経そのものが炎症しているケースが大半です。

主な原因

  • 神経が細菌感染している

  • 根の先に膿が溜まっている(根尖性歯周炎)

  • むし歯を長期間放置

特徴

  • 夜に痛みが増す

  • 脈打つように痛い

  • 痛み止めが効きにくい

対応方法

  • 根管治療

  • 歯ぐきの腫れが強い場合は抗生剤を併用
    放置すると歯を残せなくなることもあります。

 


■ ⑤ 歯ぐきや顎の腫れと痛み

 

考えられる原因

 

  • 歯周病

  • 親知らずの炎症(智歯周囲炎)

  • 根の先の膿

  • 嚢胞(のうほう)

特に親知らずは、
痛む → 腫れる → 引く → 再発
を繰り返しやすいのが特徴です。

対応方法

  • 消炎処置

  • 歯石取り

  • 抜歯

  • 根の治療

腫れが大きい時は、
顎のリンパ節まで痛みが広がることもあります。


■ どの痛みでも「市販薬で様子見」は危険

 

歯の痛みは、自然治癒しないものがほとんど。
痛み止めで抑えるほど炎症が深くなり、
気づいたときには手遅れ…というケースも少なくありません。

特に以下は緊急性が高い症状です。

  • 温かいものがしみてズキズキする

  • 何もしなくても痛みが続く

  • 顔が腫れている

  • 噛むと強い痛み

これらは早急に歯科受診を推奨します。


■ 歯の痛みは“体のサイン”

 

原因がわかれば対処も早い

 

歯の痛みは種類ごとに原因が異なり、
その原因に合わせた治療が必要です。

  • 冷たい→知覚過敏・初期むし歯

  • 温かい→重度むし歯

  • 噛むと痛い→むし歯・歯周病・ひび

  • ズキズキ→神経の炎症

  • 腫れて痛い→親知らず・歯周病・根の膿

「なんとなく痛いけど我慢できる」
そんな軽い痛みのうちに受診することで、
治療が短く済むことも多く、費用面でも負担を抑えられます。


■ 歯が痛いときは、早めの受診がいちばんの“治療”

 

歯の痛みは、放置して自然に治ることはありません。
むしろ、早ければ早いほど治療がシンプルで、歯を残せる確率も高いのです。

少しでも「いつもと違う…」と感じたら、
ぜひお早めに相談してください。

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