2025年10月27日

〜放置せず、早めのケアで健康な歯を守りましょう〜
冷たい水を飲んだときや、歯ブラシが当たったときに「キーン」としみる感覚。
それは**知覚過敏(ちかくかびん)**のサインかもしれません。
「虫歯じゃないのに痛い…」
「歯磨き粉を変えたけど治らない…」
そんなお悩みを抱える人は意外と多く、特に20〜40代で増えています。
今回は、知覚過敏の原因と、その正しい対処法について詳しく解説します。
歯の“守り”が弱くなっている状態
歯は、外側から順に
エナメル質 → 象牙質 → 神経(歯髄)
という構造になっています。
通常は、硬いエナメル質が内側を守っているため、
冷たい刺激が神経まで届くことはありません。
しかし、何らかの理由でエナメル質が削れたり、歯ぐきが下がって象牙質が露出すると、
刺激が神経に直接伝わり、**「しみる」「ズキッとする」**という痛みが出ます。
これが知覚過敏です。
知覚過敏は“年齢”よりも“習慣”が関係しています。
次のような原因に心当たりはありませんか?
ゴシゴシと力任せに磨いていると、
エナメル質が削れたり、歯ぐきが下がってしまいます。
特に硬い毛の歯ブラシを使っている人は要注意です。
無意識のうちに歯を強く噛みしめていると、
歯の表面に細かい亀裂(マイクロクラック)が入り、象牙質が露出します。
仕事中の集中時や就寝中に多く見られます。
炭酸飲料、ワイン、酢の物、レモンなどは酸性度が高く、
エナメル質を溶かす「酸蝕症(さんしょくしょう)」の原因になります。
歯ぐきが下がると、歯の根元(セメント質)が露出します。
ここはエナメル質よりも弱く、刺激を感じやすい部分です。
ホワイトニングで一時的に知覚過敏が出ることもありますが、
ほとんどの場合は数日で治まります。
知覚過敏は、初期なら一時的な刺激で済みますが、
放置すると症状が悪化し、慢性的な痛みや**歯髄炎(神経の炎症)**につながることもあります。
また、しみるのを避けるために歯磨きをおろそかにすると、
むし歯や歯周病のリスクがさらに高まります。
「我慢できるから」と放置せず、
早めに歯科で原因を確認することが大切です。
軽度の知覚過敏であれば、日常生活の中で症状を和らげることも可能です。
力を入れず、ペンを持つようにやさしく磨くのがポイント。
「やわらかめ」の歯ブラシを選びましょう。
「硝酸カリウム」や「乳酸アルミニウム」配合のものがおすすめです。
刺激を感じる神経伝達をブロックし、しみるのを防ぎます。
酸や冷たい刺激が痛みを誘発します。
ストローを使うなど、直接歯に触れない工夫も有効です。
寝ている間の歯ぎしりには、歯科で作る「マウスピース(ナイトガード)」が有効です。
症状が続く場合は、自己判断せず歯科医院での治療を受けましょう。
歯の表面に“コーティング剤”を塗って象牙質を保護します。
刺激の伝達をブロックし、即効性があります。
歯ぐきが下がって根元が露出している場合は、
コンポジットレジン(白い樹脂)で覆って刺激を遮断します。
根本的な原因が歯周病や食いしばりにある場合は、
その治療を優先して行います。
| 症状 | 知覚過敏 | 虫歯 |
|---|---|---|
| 痛みのきっかけ | 冷たい・熱い・歯ブラシ | 何もしなくても痛いことがある |
| 痛みの性質 | 一瞬「キーン」とする | ズキズキと続く |
| 見た目 | 変化がない | 黒ずみや穴がある |
| 対応 | 薬剤塗布やコーティング | 虫歯の除去・詰め物治療 |
自分では区別が難しいため、
歯がしみる症状が続くときは歯科での診断が必須です。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 原因 | 歯の摩耗、歯ぐきの後退、酸、歯ぎしりなど |
| 放置すると | 慢性化・歯髄炎・虫歯リスク増加 |
| 対策 | 優しいブラッシング、知覚過敏用歯磨き粉、歯科でのコーティング |
| 受診の目安 | 症状が2週間以上続く、広範囲に痛みがある |
「冷たい水がしみる」「歯ブラシの刺激が痛い」――
その小さなサインを見逃さないことが、
自分の歯を長く守る第一歩です。
知覚過敏は、適切にケアすればすぐに改善できる症状です。
気になる方は、ぜひ一度歯科医院でチェックしてみてください。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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キレイハ岡山院

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