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白い歯で健康を守る!金属アレルギー対策最新治療法

2024年7月10日

白い歯で健康を守る!金属アレルギー対策最新治療法

 

 

 

白い歯は美しい笑顔の象徴であり、健康な生活を支える重要な要素です。

ところが日本での歯科治療は金属が良く用いられています。

いわゆる銀歯は見た目の悪さもさることながら金属アレルギーを発症するリスクがあります。

金属アレルギーが原因で歯科治療に不安を感じる方も少なくありません。

健康保険でも徐々に金属をい用いない治療法が増えてきました。

 

また、金属アレルギーを発症している方は通常健康保険が適応できない場合でも健康保険が適応できることもあります。

健康保険の適応範囲が広がったCAD/CAM冠や、金属を用いない高強度レジンブリッジなど。

これらの治療法は、アレルギー反応を引き起こさない素材を使用することで、安心して歯の健康を維持することが可能です。

本記事では、金属アレルギー対策に焦点を当て、最新の治療法やその効果について詳しく解説します。

健康で美しい白い歯を手に入れるための情報をお届けしますので、ぜひ参考にしてください。

 

目次

・白い歯で健康を保つためのガイド

  白い歯がもたらす健康効果

  メタルフリー治療の重要性

・メタルフリー治療の種類と特徴

  オールセラミック治療の利点

  ジルコニアの特徴と適用範囲

・CAD/CAMシステムによる治療

  CAD/CAM冠とは何か?

  保険適用範囲の拡大とその条件

  CAD/CAMシステムのメリット

・金属アレルギーとその影響

  金属アレルギーの症状と対策

  歯茎の色素沈着の原因と予防

  2次カリエス(虫歯)のリスク

  見た目の改善と心理的効果

 

白い歯で健康を保つためのガイド

 

 

白い歯がもたらす健康効果

 

白い歯は見た目だけでなく、全身の健康にも大きな影響を与えます。

まず、白い歯は「口腔内の清潔さ」を保つことを示しています。白い歯は金属用のセメントではなく、接着性レジンセメントを用いて装着します。

接着性レジンセメントは封鎖性が高いため、虫歯や歯周病のリスクが低く、これにより口臭の原因も減少します。

さらに、健康な歯茎は「心臓病」や「糖尿病」のリスクを低減することが研究で示されています。

銀歯ではなく白い歯にすることでを笑顔に自信がつき、食事を楽しむことができ、豊かな人生を送ることができます。

 

メタルフリー治療の重要性

 

 

メタルフリー治療は、現代の歯科治療において非常に重要です。

銀歯が白くなるだけで気持ちも明るく、笑顔も素敵になるでしょう。金属を使用しない治療法は審美性に優れています。

また、金属を使用しなければ金属アレルギーのリスクが低下します。金属アレルギー反応を避けたい方にも適しています。

あまり知られてはおりませんが、銀歯があると口腔内の微小な電流が発生します(ガルバニー電流)。この微小な電流により身体に影響がでることがあります。

また、銀歯は汚れが付きやすい状態です。銀歯を汚れの付きにくいセラミックにすることでお口を清潔に保ちやすくなり歯周病や二次虫歯のリスクも軽減されます。さらには口臭のリスクも減ります。

メタルフリー治療を選ぶことで、見た目の美しさだけでなく、全身の健康も守ることができるのです。

歯科治療を検討する際には、ぜひメタルフリー治療の選択肢を考慮してみてください。

 

 

メタルフリー治療の種類と特徴

 

オールセラミック治療の利点

 

 

オールセラミック治療は、「白い歯」を手に入れたい方に最適な選択肢です。金属を一切使用しないため、金属アレルギーの心配がありません。

また、自然な歯に近い色合いや透明感を持つため、審美性も高いことが特徴です。

さらに、オールセラミックは生体親和性が高く、化学安定性の高い材料です。劣化しにくい材料なので変色することもありません。

また、金属やプラスチックに比べて汚れが付きにくい性質があります。

そのため、オールセラミック治療は「健康」を保つ上で非常に有効です。

従来のセラミックは強度が低く裏側を金属で補強するのが一般的でした。

最近のセラミックは強度が高くなっており、金属で補強しなくても壊れにくくなっています。

そのため最近のオールセラミックは耐久性も優れており、長期的に見ても安心して使えます。

特に、見た目にこだわる方や金属アレルギーを持つ方には、オールセラミック治療は大変おすすめです。

 

ジルコニアの特徴と適用範囲

 

ジルコニアは、近年歯科治療においてかなり普及してきた材料です。

人工ダイヤとも呼ばれる材料です。

強度が非常に高く、セラミックに数倍の強度があります。セラミックに比べ透明感が低く審美性の劣っていたジルコニアですが、近年では透明感の高いジルコニアが開発されました。これにより審美性が求められ前歯にも応用できるようになりました。

ジルコニアの長所ななんといってもその強度です。

セラミックでは割れてしまうような奥歯のブリッジでも問題ありません。

また、強度の高い奥歯は透明性よりも強度重視のジルコニアで。

審美性重視の前歯は透明性の高いジルコニアで歯を作成するなど、状況に合わせて様々なジルコニア材料を使い分けることができます。

もちろん金属を使用していないので金属アレルギーの心配はなく、汚れの付きにくさはセラミックよりも優れます。

 

 

CAD/CAMシステムによる治療

 

CAD/CAM冠とは何か?

 

CAD/CAM冠とは、最新のデジタル技術を用いて作られた歯科用の「被せ物」です。

コンピューターで設計し、コンピューターで制御した機械で歯を作成します。

健康保険適応のCAD/CAM冠は圧縮成形された硬質レジンのブロックを削り出して歯を作成します。

コンピューターで設計するため、常に高精度の歯を作成することができます。

もちろんCAD/CAM冠は金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がありません。これにより、アレルギーのリスクを軽減し、より「健康」な口腔環境を提供します。デジタル技術の進化により、従来の手作業での製作よりも精度が高く、短時間での治療が可能となります。健康保険が適応できることからCAD/CAM冠は審美性と機能性を兼ね備え、多くの患者に選ばれています。

しかしながらジルコニアクラウンに比べて強度に劣ることと、歯科用接着材が付きにくい材料のため外れやすい傾向があることが欠点です。

 

保険適用範囲の拡大とその条件

 

保険適用範囲の拡大により、より多くの人が「白い歯」の恩恵を受けることができるようになりました。

2024年の健康保険の改定で、条件付きながらすべての歯にCAD/CAM冠が健康保険が適応できるようになりました。

ただし、噛み合わせによっては健康保険適応条件をみたしてもCAD/CAM冠での治療は推奨されないケースもあります。

自身の治療がCAD/CAM冠でできるかどうかはかかりつけの歯科医師に相談してみてください。

 

CAD/CAMシステムのメリット

 

CAD/CAMシステムは、歯科治療を大きく変えています。

コンピューターで歯を設計することで設計者による技術的な差が軽減します。

また、コンピューター制御の機械で歯を製作することから常に一定の精度で歯を製作することができます。

このことより、歯の装着時に微調整なども少なくなります。

一方で、CAD/CAMシステムを利用して制度の高い治療をするためにはCAD/CAMシステムのことを熟知しておく必要があります。

使用する機械の特性に応じた歯の削り方や印象(型取り)をしなければCAD/CAMシステムの利点が生かせません。

しかしながらCAD/CAMシステムは、常に一定以上の精度の歯を提供できるという点で患者にとって多くの利点を提供する革新的な技術です。

 

 

金属アレルギーとその影響

 

金属アレルギーの症状と対策

 

金属アレルギーは、金属に触れることで「皮膚」に「かゆみ」や「赤み」が生じる症状です。特に「パラジウム」や「ニッケル」、「コバルト」などの金属が原因となることが多く、アクセサリーやベルトのバックル、時計などが引き金となるケースが一般的です。

健康保険適応の金属で良く用いられるのが「金銀パラジウム合金」です。

このパラジウムは金属アレルギーのリスクが高いことからヨーロッパでは使用されていません。

金属アレルギーの発症メカニズムの一つして、体内に一定以上の金属が蓄積すると発症すると言われています。

銀歯はネックレスや時計などと異なり、自由に取り外しができません。しかも常に体の中にあります。

アレルギーの原因となり得る物質が何年、何十年も口に中にある状態は好ましくありません。

金属アレルギーの症状が出たら早めに医師に相談しましょう。

また、金属アレルギーの原因となる銀歯を減らしていくことも大切です。

 

メタルタトゥーブラックマージン原因と予防

 

金属による修復物があるとメタルタトゥーやブラックマージンが生じることがあります。

メタルタトゥーは銀歯周辺の歯肉に黒い色素沈着がみられる現象です。

こちらは金属の歯や金属の土台を削ったときに細かい金属の接削片が歯肉に入り込むことで生じます。

除去するには変色した歯肉を切開して除去する必要があります。

ブラックマージンは硬質レジン前装冠などの金属の歯にプラスチックやセラミックを張り付けたタイプのクラウンで生じます。

クラウンと歯肉の境目に内面の金属部分が透けて黒い線が見えてしまうことが原因です。

ブラックマージンは金属を使っていないクラウンに変えると無くなります。

どちらも金属を使った修復物が原因です。

 

2次う蝕(虫歯)のリスク

 

 

2次う蝕(虫歯)は、治療後にう蝕が再び発生することを指します。特に詰め物やクラウンの周囲に発生しやすく、一度治療を受けた部分が再び虫歯になることで、歯の健康に大きな影響を与えます。

どんなに精度の高い治療を行っても、歯と修復物の間にはつなぎ目ができます。このつなぎ目は汚れが停滞しやすいため、むし歯のリスクとなります。

そこで、汚れの付きにくい材料で歯を作ると2次う蝕のリスクを軽減することができます。

銀歯やプラスチックよりもセラミック、セラミックよりもジルコニアのほうが汚れが付きにくい傾向があります。

単に見た目が白いだけではなく、清掃性の高い材料で治療することが重要です。

 

見た目の改善と心理的効果

 

白い歯は「第一印象」に大きな影響を与えます。健康的な笑顔は他人に好印象を与え、自己肯定感も向上します。

白い歯を持つことで、社交的な場面や仕事の面接でも自信を持って臨めるようになります。

現在は健康保険でも白い歯を選択できる機会が増えました。単に銀歯を白くするだけでなく、材料の特性も考えて治療方法を選択しましょう。

 

 

このブログの執筆者

歯科医師
大前 正範

2000年に大阪歯科大学を卒業後、大学病院などで経験を積む。
大学ではホワイトニング、歯科用レーザー、歯科用接着材の研究を行う。
岡山大学病院に助橋として赴任し、外来医長や審美歯科外来を担当する。
2011年より北歯科医院の院長を務める。
歯科医師臨床研修 指導医、
日本歯科保存学会 専門医、
日本歯科審美学会 認定医
を取得。
インビザラインGOの症例数は岡山県でNO.1。全国でもTop100の症例数

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